「材質は〇〇、精度は±0.01mm、納期は中3日……」
製品を紹介する際、ついついこうした「スペック(仕様)」ばかりを並べていませんか?
もちろんBtoBビジネスにおいて数値は重要です。
しかし、Instagramという場所でユーザーの心を動かし、
「ここにお願いしたい」と思わせるのは、
数値の裏側にある職人の「こだわり」や「苦労」です。
第5回では、スペックデータを「感情を揺さぶるストーリー」に変換する方法と、
それを引き立てる背景素材の活用術をお伝えします。
「スペック」は頭に、「こだわり」は心に届く
ユーザーがSNSで見たいのは、カタログの転載ではありません。
スペック: SUS304の加工
こだわり: 「この薄さで歪みを出さないために、あえて回転数を落としてじっくり削っています」
このように、「なぜその数値が実現できているのか」という理由(Why)
を語ることで、技術への説得力が一気に増します。


素材を「語り場」として活用する
長文のこだわりを写真の上に載せると、ごちゃごちゃして読みにくくなります。
そこで、背景素材の出番です。
- 「余白」のある素材を選ぶ:
シンプルで落ち着いたトーンの素材を2枚目に配置しましょう。
あえて写真を載せず、その余白を贅沢に使って
「私たちのこだわり」を文章だけで伝えます。 - 質感で「世界観」を補完する:
精密さを語るならクールな金属質の素材、
伝統や温かみを語るならざらっとした質感の素材。
内容に合った背景を選ぶだけで、言葉の重みが変わります。
「こだわり」を見つけるヒント
「うちは当たり前のことをやっているだけ」という方は、
以下の質問を自分たちに投げかけてみてください。
「一番神経を使う工程はどこ?」
「若手に教える時、一番口酸っぱく言っていることは?」
「他社で断られた仕事を、どうやって形にした?」
この答えこそが、SNSで最も喜ばれる「唯一無二のコンテンツ」になります。
素材を活用した「こだわり紹介」投稿の構成例
1枚目(表紙): 製品の一番「美しい」角度の写真 + 「数値では語れない、削りの極意」
2枚目(こだわり): 素材を背景にして、職人のこだわりを3行以内で。
3枚目(スペック): シンプルな無地の素材に、サイズや材質などの基本情報を整理して掲載。



まとめ
スペックは比較されますが、こだわりは選ばれます。
背景素材をうまく使って、
無機質なデータを「血の通った技術」として発信していきましょう。
次回は、写真だけでは伝えきれない「臨場感」を届ける、求人広告について解説します。
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